乙女な一面を持つ海賊女帝

ボア・ハンコック

演じるならこの人
〜菜々緒〜

菜々緒【Getty Images】
菜々緒【Getty Images】

 九蛇海賊団船長にして、女人国家「アマゾン・リリー」の皇帝、ボア・ハンコック。世界一とも言われるその圧倒的な美貌と、魅了した相手を石化させる悪魔の実、メロメロの実の能力で老若男女人間動物に限らずあらゆる生物を手玉にとってきた、まさに「海賊女帝」。

 自分以外のあらゆる相手を見下し「なにをしても許される。なぜならわらわが美しいから」と言い放つなど、性格はまさに最悪。しかし、唯一メロメロの能力がいっさい通じないルフィに恋をすると一転、ルフィのためなら一切の協力を惜しまない純情な乙女へと変貌を遂げるなど、意外な一面も見せていた。

 そんな一筋縄ではいかない役を演じられるのは、日本では「菜々緒」以外には存在しないのではないだろうか。ハンコックに劣らない圧倒的なプロポーションを誇り、ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系、2014)、『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系、2015)などで視聴者が震え上がるほどの「悪女」を演じ、近年ではドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系、2024)で、雰囲気だけはあるがいっさい仕事ができない無能社員・鷹野ツメ子を演じるなど、コメディ適正も抜群。大勢の男共を石にしながら「見下しすぎのポーズ」をキメる菜々緒を絶対に見たい。

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