戦闘力1030を誇る武術の達人
ミスター・ポポ
『ドラゴンボール』史上、最大級の謎であるキャラクターについて語りたい。
ピッコロの分身である神様の付き人であり、その何代前の神様の元でも、付き人をしていたという。特に異星人という描写もなく、素性がまったくわからない人物。が、神殿では悟空たちの修行を神様は、ほとんどミスターポポに任せていたというほどの武術の達人。
悟空も初対面時には、その身のこなしに圧倒され、「お前、無駄な動きが多い」と無表情でダメ出しをするミスター・ポポに、得も知れぬ脅威を感じた方々も多いのではないだろうか。
その後も、悟空たちが困っている際に何かと手助けをする存在として、シレッとした表情で姿を現わす。
そんな、実力が未知数なミスター・ポポだが、かつて、少年ジャンプ本誌の公式発表的なおまけページで悟空たちがまだ戦闘力3桁台の時に、1030の戦闘力であると表記されていたことがある。これは、ただの誤植だったのかもしれないが、当時の読者たちは、おったまげたものである。
「お前が、ピッコロや、ラディッツ(サイヤ人)と闘えよ!」と。
まあ、ピッコロは神の分身であり、殺してしまっては神も死ぬのでしょうがないとして、ラディッツは、いけんだろと。神殿に訪れ修行をしに来た者以外との格闘シーンはない、ミスターポポ。
下界に降り立って闘ってはいけない掟でもあるのかもしれないが、何しろ、秘めたる力は作中最強なのでは? 妄想を掻き立てられるのだ。