続編やリブート作品が続々と誕生するSFコメディ

『ゴーストバスターズ』(1984~)

映画『ゴーストバスターズ』(1984)【Getty Images】
映画『ゴーストバスターズ』(1984)【Getty Images】

監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス
出演:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガニー・ウィーバー、リック・モラニス

【作品内容】
 ニューヨークを舞台に、超常現象の科学的解析を目的とした共同研究室を率いていた科学者たちがゴースト退治を行う会社を開業し、ゴーストに立ち向かう姿を描いたSFコメディシリーズ。

【注目ポイント】
 1984年に第1作目が公開された映画『ゴーストバスターズ』は、超常現象を研究していた科学者たちがゴースト退治の会社を開業し、超常現象に立ち向かう姿を描いたアメリカ発のSFコメディ映画。第1作を皮切りに、これまで続編やリブート作品などを含めれば5作品ある。

 オカルトとSFホラーにコメディを掛け合わせたような世界観と、個性豊かなキャラクターたちのコミカルな掛け合いはシリーズごとに深みを増し、老若男女から愛される、ビッグコンテンツ

 ゴーストバスターズのはじまりが描かれた1作目では、彼らが巨大なマシュマロマンとの戦いに挑み、続く2作目では前作から5年後を舞台に、再び超常現象が起きる物語が描かれている。自由の女神がニューヨークを闊歩するクライマックスシーンは、シリーズ屈指の名場面となった。

 その後、女性キャストを中心としたリブート版『ゴーストバスターズ』(2016)に続き、『ゴーストバスターズ2』(1989)の続編にあたる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021)では、初代メンバーの一人、イゴン・スペングラーの孫たちが新たな主人公として登場した。

 その続編が2024年に公開された『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』だ。同作では、オリジナルのキャストと新世代が共演し、全てを凍らせてしまうゴーストとの戦いが描かれた。

 子供から大人まで笑って泣けてワクワクできる物語、それが『ゴーストバスターズ』の最大の魅力だ。幽霊退治という非日常の中に、誰もが楽しめる面白さが詰まっている。

(文・阿部早苗)

【関連記事】
史上最高のラブコメ映画は? 幸せな気分になれる名作5選
闇が深すぎる…史上最高の“ヒトコワ”系洋画5選
史上最高のバイオレンス洋画は? 緊張感が張り詰める衝撃作5選
【了】

1 2 3 4 5
error: Content is protected !!