組織のボス「烏丸蓮耶」と今後の展開

『名探偵コナン』公式Instagramより
『名探偵コナン』公式Instagramより

 長らく謎とされていた組織のNo.2「ラム(声:千葉繁)」も近年になってついに正体が明かされた。普段は、寿司屋の板前・脇田兼則として潜伏しているが、コナンがそれに気づいているかは現時点では不明である。そして第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』にて初めて劇場版に姿を現した。

 本作ではラムの腹心・ピンガ(声:村瀬歩)も登場し、灰原を拉致するが、赤井・安室・コナンの連携で救出に成功。ピンガは灰原とコナンの正体に気づいていたが、ジンの謀略によって始末される。“灰原を巡る物語”としては、『天国へのカウントダウン』以来となる構成で、ファンにはたまらない展開となった。

 そして原作では、ついに黒の組織のボスの名前が「烏丸蓮耶」であることが明かされている。ただし、その詳細や真の目的についてはまだ多くが伏せられており、謎は深まるばかりだ。劇場版でボスの正体や動向がさらに掘り下げられる可能性もあるため、今後の展開にも目が離せない。

 黒の組織は、コナンの成長と並走する最大のテーマであり、その輪郭が少しずつ浮かび上がってくる。彼らとの闘いは、今後ますます熾烈さを増していくだろう。

(文・ガラガラ)

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