アイドル道を爆走した深夜ドラマの女王
渡辺麻友
渡辺麻友といえば、AKB48の“神7”として絶大な人気を誇った、言わずと知れたトップアイドル。「まゆゆ」の愛称で親しまれ、ハーフツインがトレードマークだった彼女は、恋愛禁止という厳しいルールを11年間一切破ることなく、ノースキャンダルを貫いた“アイドル中のアイドル”としてその名を刻んだ。
そんな渡辺は、実は女優としても確かな実力を発揮していた。AKB48メンバーが主演を務めた人気ドラマ『マジすか学園』シリーズをはじめ、深夜ドラマ『さばドル』『サヨナラ、えなりくん』などでも主演を務め、着実に女優としての存在感を高めていった。また、フランス映画『アメリ』を原作としたミュージカルでは、主人公アメリ役を好演。持ち前の歌唱力を生かし、ステージでも高い評価を得たことは記憶に新しい。
アイドル活動でもバラエティ番組でも、常に全力投球だった渡辺。その真摯な姿勢は演技にも色濃く表れており、たとえファンでなくとも、彼女のひたむきさに心を奪われた人は少なくないだろう。
しかし、女優としてさらなる活躍が期待されていた矢先、彼女は突如として芸能界からの引退を発表。その理由は「健康上の理由」とだけ公表されたが、ファンの間では様々な憶測が飛び交った。それでも、もし彼女が再び表舞台に戻ることがあれば、多くのファンが歓喜に沸くことは間違いない。
(文・野原まりこ)
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