ララ・クロフト=アンジェリーナ・ジョリーのハマり役ぶりに注目!
『トゥームレイダー』(2001)
【作品内容】
幼いころに父であるクロフト卿を亡くしたララ・クロフトは、世界各国の遺跡から宝物を発掘する一流のトレジャーハンターとなっていた。
ある日、20年前に失踪してしまった父の隠し部屋で謎の星座表を発見する。それは、“イルミナーティ=光の人々”という秘密結社が時空の扉を開ける鍵を見つけるためにはどうしても必要なモノだった…。
【注目ポイント】
本作は、イギリスで発売されたアクションアドベンチャーゲーム『トゥームレイダー』(1996年)を実写化したアドベンチャー作品。イギリスのゲーム会社「Core Design」が1996年に発表した第一作は、正統派のアドベンチャーゲームとして高い評価と売り上げを記録し、2023年現在に至るまで、10作以上のソフトが発売され、ご長寿シリーズとなっている。
本作の見どころは、なんといっても主演のアンジーだろう。彼女の美貌やにらみを利かせた目つきなど、一挙手一投足が”ビューティー&デンジャラス&セクシーなトレジャーハンター”ララのイメージにぴったりなのである。もちろん容姿だけの話ではなく、ゲーム版の魅力であるアクロバティックなアクションシーンも忠実に再現している。はっきり言って、”アンジーを観るためだけの映画”だと言っても過言ではない。
とはいえ、物語自体に魅力がないわけではない。古代文明、カルト宗教、天体ショー、謎の子供、奇跡の薬、タイムトラベル…など要素が詰め込み過ぎの感もなくはないが、全体的に破綻なくまとまっている。また、ゲームの内容に沿っているかは別として、次々とステージを移動していく展開は、ゲーム好きの心をくすぐる。
ちなみに、アンジーは、本作への出演をきっかけに、『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)、『ウォンテッド』(2008年)などに出演し、ハリウッドスターへの階段を駆け上がっていく。本作を通じて、若い頃のアンジーを目に焼き付けておくのもまた一興だろう。
(文・ZAKKY)
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