クリスマスの奇跡、デビクロくんと紡ぐ魔法の恋
相葉雅紀『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(2014)
監督:犬童一心
脚本:菅野友恵
原作:中村航
出演:相葉雅紀、榮倉奈々、ハン・ヒョジュ、生田斗真
山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」から生まれた中村航の小説を実写化した映画。実写とアニメーションを融合させた幻想的な世界のなかで、男女4人の切ない恋模様が描かれている。
ちなみに、相葉にとって本作は映画単独初主演作品。クリスマスイブ生まれの相葉が、クリスマスイブの夜に起きる“奇跡”をテーマにした作品で主演を務めるというのも、感慨深いポイントのひとつだ。
相葉が演じたのは、漫画家を目指しながら書店員をしている青年・光。自分が悪くないことでもすぐに謝る光は、職場で「Mr.ごめんなさい」と呼ばれて茶化されたりしている。
幼なじみの杏奈(榮倉奈々)にもバカにされることが多いが、「ここぞ!」というところでは、しっかり男気を出すところにキュン。
光は、あまりにもいい奴すぎて、「本当にこんな人いるか?」と思わせる部分もあるのだけれど、相葉が演じているからか、「まぁ、いるかもな」と素直に納得することができた。まさに、相葉がだからこそ成立した“キャラクターだったと思う。