麦わら海賊団10人目の仲間
ワノ国編で元王下七武海のジンベエが加入し、いよいよ大戦力となってきた麦わらの一味。しかし、実は麦わらの一味は「未完成」の可能性があるのだ。それは、本作の第一話、フーシャ村を発って大海原に乗り出したルフィが言った次のセリフが根拠となっている。
「まずは仲間集めだ 10人はほしいなァ!!」
麦わらの一味のメンバーは、今のところ、ゾロ(副船長)、ナミ(航海士)、ウソップ(狙撃手)、サンジ(コック)、チョッパー(船医)、ロビン(考古学者)、フランキー(船大工)、ブルック(音楽家)、ジンベエ(操舵手)の9人。先のルフィの発言を踏まえると、今後もう1人加入しないとおかしい。
また、今後ルフィと何かと対比されることが多い“黒ひげ”エドワード・ティーチ率いる黒ひげ海賊団が「10人の巨漢船長」を幹部としていることから考えても、もう1人加入するのはほぼ確実だろう。では、麦わらの一味の10人目は一体誰なのか。
最も有力なのは、偉大なる航路(グランドライン)前半でルフィたちと共闘したアラバスタ王国女王のネフェルタリ・ビビだろう。麦わらの一味を追う海軍が迫る中、最終的に国に残る決断をしたビビにルフィたちが無言で「仲間の印」の「×」を掲げるシーンは、『ONE PIECE』屈指の名シーンとして語り継がれており、麦わらの一味とは確固たる絆で結ばれているのは周知の通りだ。加えて彼女、『ONE PIECE』公式Youtubeチャンネルのヘッダーや公式イラストで麦わらの一味と一緒に描かれることが多く、王国を飛び出して最終的に麦わらの一味に合流するのではないかという声が根強く残っている。
次点で有力なのが、ルフィ同様「最悪の世代」の1人に数えられていたジュエリー・ボニーだ。エッグヘッド編で、革命軍幹部のバーソロミュー・くまを父に持っていることが判明したボニーだが、ルフィが食べた悪魔の実のモデルとなった太陽神ニカを崇拝していたりニカ化したルフィと共闘したりと、彼にシンパシーを感じている描写が随所に描かれている。
そして決定的なのが悪魔の実の数字の法則だ。これは、麦わらの一味のメンバーが食べた悪魔の実が全て数字に置き換えられる(「ゴムゴムの実=5・6・5・6」「ハナハナの実=8・7・8・7」「ヒトヒトの実=1・10・1・10」「ヨミヨミの実=4・3・4・3」)というもの。この法則に倣えば、ボニーの「トシトシの実」も「10・4・10・4」となり、この法則をしっかり守っていることがわかる。
なお、彼ら以外にも、ワノ国編で登場した四皇カイドウの娘(息子)ヤマトや、一時ルフィと冒険を共にしたトラファルガー・ローなど、11人目の候補には枚挙にいとまがない。麦わらの一味に新風を吹き込んでくれるのは誰なのか、是非とも期待したいところだ。