拒絶、暴露、反論──崩れた共演関係の決定的瞬間
シャロン・ストーン×ウィリアム・ボールドウィン
1993年に公開されたサスペンス映画『硝子の塔』で共演したシャロン・ストーンとウィリアム・ボールドウィン。華やかな映像の裏では、両者の間に深刻な不和があったことが、近年になって再び注目を集めている。
脚本家のジョー・エスターハスによれば、ストーンはボールドウィンとのキスシーンの直後に口を拭ったり、うがいをするなど、彼との身体的接触を極端に嫌がっていたという。さらに、あるシーンでは彼の舌を本気で噛んだとも伝えられている。また、監督のフィリップ・ノイスもインタビューの中で、2人の関係が極めて悪化していたことを認めており、一部のシーンはやむを得ず別撮りで対応せざるを得なかったと語っている。
2021年、ストーンは自身の回顧録の中で、本作のプロデューサーであるロバート・エヴァンスから、共演者との性的関係を求められるような圧力を受けたと暴露。そして2024年、その“共演者”がウィリアム・ボールドウィンであったことを名指しで告発した。
この発言を受け、ボールドウィンはSNS上で即座に反論。かつてストーンが自分に好意を抱いていたが、それを断ったことで今なお逆恨みされていると主張した。
こうした経緯を踏まえると、2人の関係が現在に至るまで修復されていないことは明らかである。実際に、両者がその後再び共演したという報道は一切なく、業界内でも“共演NG”と見なされているという声が根強い。