自然体がいちばん心地いい──理想を演じない、素のままの夫婦像
田辺誠一&大塚寧々
【注目ポイント】
1990年代から現在に至るまで、俳優として第一線で活躍し続けている田辺誠一と大塚寧々。それぞれが持つ個性を尊重しながら、夫婦として自然体のまま歩みを重ねる姿は、多くの人々の憧れとなっている。
田辺誠一は、もともとモデルとして活動していたが、1990年代に俳優へと転身。端正な顔立ちと知的で柔らかな雰囲気を生かした演技で注目を集めた。代表作には映画『ハッシュ!』(2001)や『ハッピーフライト』(2008)などがあり、以降も多くの映画やテレビドラマに出演。シリアスな役柄からコミカルなキャラクターまで幅広くこなす演技力には定評がある。また近年では“画伯”としても注目を集め、個展を開催するなど表現の幅を広げている。
一方の大塚寧々もまた、モデル出身。女優としてのキャリアを築いたのち、ドラマ『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ)、『HERO』(フジテレビ)、『Dr.コトー診療所』(フジテレビ)など数々の話題作に出演。凛とした美しさと自然体の演技が魅力で、女性からの支持も厚い。
そんなふたりが結婚したのは2002年。テレビCMなどで共演することも多く、2015年には映画『恋する・ヴァンパイア』で夫婦役を演じている。撮影現場では、共演者たちが思わず憧れるほど仲睦まじい様子だったという。
理想の夫婦を演じようと無理をするのではなく、あくまで自然体で、穏やかに、等身大のまま寄り添い続ける──。そんなふたりの姿は、これからも多くの人に温かな共感と憧れを与え続けていくだろう。