民放ドラマ史上もっとも憧れたカップルは? 最高の恋人たち5選。関係性が尊い…“胸キュン”間違いなしの珠玉のセレクト

text by 編集部

恋の物語は、時代を超えて多くの人々を魅了し続ける。たとえドラマが放送終了しても、思い出の名シーンや名セリフがいつまでも心に残っている…という人も多いはず。今回は、民放ドラマ史上最高のベストカップルをセレクト。視聴者をときめきの渦に巻き込んだ5組を紹介する。(文・編集部)

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テンポの良い掛け合いに癒される

『Beautiful Life ~ふたりでいた日々~』木村拓哉×常盤貴子(TBS系、2000)

木村拓哉、常盤貴子
木村拓哉、常盤貴子【Getty Images】

脚本:北川悦吏子
キャスト:木村拓哉、常盤貴子、水野美紀

 有名店に勤める美容師・柊二(木村拓哉)と、難病に侵されて車椅子生活を余儀なくされた図書館司書・杏子(常盤貴子)が織りなすラブストーリー。最近、ふたたび見返したのだが「やっぱり名作…!」と改めて思った。

 脚本家・北川悦吏子氏が作り出すストーリーはもちろんのこと。何と言っても、柊二と杏子のテンポの良い掛け合いに癒される。最初は、お互いに喧嘩腰だったはずなのに、相手の存在を意識していくほどにだんだんと柔らかな空気が流れるようになっていく。そんな変化にも、ぜひ注目してほしい。

 また、本作は難病を取り扱った物語であるため、杏子が葛藤を抱える場面が多く登場する。そんな時に、さり気なく手を差し伸べてあげるのが、柊二なのだ。

 追い詰められた杏子が自死をしようとした時、「ひとりで死ぬなんて考えるな。その時は、俺も一緒に死んでやるよ」と言っていた柊二が、杏子亡きあとは、彼女の分まで精一杯生きている姿に、胸が熱くなった。

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