信念を貫き、巨大企業に挑む男の逆転劇
『六本木クラス』(テレビ朝日系、2022)
原作:『梨泰院クラス』(2020)、「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」/チョ・グァンジン
脚本:徳尾浩司
出演:竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、香川照之
【作品内容】
宮部新(竹内涼真)は高校時代、ある事件によって父を失う。その背後には「長屋ホールディングス」の会長とその息子の存在があった。宮部は復讐を決意し六本木で飲食店「二代目みやべ」を立ち上げる。仲間たちとともに「長屋ホールディングス」に立ち向かっていく。
【注目ポイント】
『六本木クラス』は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』を原作とするリメイク作品で、2022年に日本で放送された。「正義を信じても報われないのか?」という問いを軸に、自分自身と信念を貫く主人公の成長を描いたヒューマンドラマである。原作の『梨泰院クラス』が大ヒットドラマであったことから、放送前から大きな注目を集めていた。
韓国版は、観光地としても有名な梨泰院を舞台に展開され、韓国国内での放送と同時にNetflixで世界配信されたことで、グローバルな人気を博した。
『六本木クラス』では、真っ直ぐに生きる不器用な主人公が、さまざまな背景を持つ仲間たちと出会い、互いに支え合いながら成長していく姿が描かれている。努力、信念、仲間との絆といった普遍的なテーマが物語を力強く支えており、そうした価値観に共感する視聴者にとっては、特に心に響く作品となっている。