娘の命を救うため逃亡者となる父の2週間の戦い
『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系、2019)
原作:『TWO WEEKS』(2013)©MBC 脚本/ソ・ヒョンギョン
脚本:山浦雅大、高山直也
出演:三浦春馬、芳根京子、比嘉愛未、稲垣来泉
【作品内容】
過去の過ちによって人生を投げ出した結城大地(三浦春馬)は、ある日、初めて会った 8歳の娘・はな(稲垣来泉)が白血病を患っていることを知る。大地ははなの脊髄移植のドナーとして適合されるが、その矢先に殺人の濡れ衣を着せられてしまう。手術まで残されたのは「2週間」。
警察に追われる逃亡者となった大地は無実を証明し、娘の命を救うために奔走する。
【注目ポイント】
本作は、2013年に韓国で放送されたドラマ『TWO WEEKS』のリメイクで、2019年に日本で放送された。無実の罪を着せられた主人公が、白血病を患う娘の命を救うため、逃亡者として追われながらも奔走する姿を描いたヒューマンサスペンスである。
韓国版は国内で高く評価され、主演のイ・ジュンギによる緊迫感あふれるアクションと、父親としての深い愛情を体現した演技が話題を呼んだ。その人気は韓国にとどまらず、日本や中国でもリメイクされ、国際的な注目を集めた。
物語は「2週間」というタイムリミットの中で展開され、スリリングな逃亡劇の中に、父と娘の絆や家族愛が丁寧に織り込まれている。サスペンスの緊張感と、心を揺さぶるヒューマンドラマの両面を楽しみたい人におすすめの作品だ。