食わず嫌いはもったいない

『PJ ~航空救難団~』(テレビ朝日系)

内野聖陽
内野聖陽【『PJ ~航空救難団~』公式Instagramより】

―――当初、予想していた以上に面白かった作品はありますか?

まっつ「『PJ ~航空救難団~』(テレビ朝日系/以下、『PJ』)が、意外と面白かったです。普段はあまり見ないジャンルなので、良い意味で裏切られました。内野聖陽さん演じる主人公の宇佐美が、パワハラだとネットの一部で指摘されていましたが、熱血なキャラクター性はエンタメらしいし、一方で、訓練シーンは航空自衛隊の全面協力で、演者の人たちも実際にトレーニングを重ねた上での撮影なので、リアリティもかなり高かった。両者のバランスがちょうど良いと感じました」

苫「私も『PJ』面白かったです。訓練生に1人だけ女性がいて、時代的にも女性でも活躍できるんだぞ!という方に持っていくのがドラマのセオリーだと思いますが、体力の限界を痛感して途中で辞退するところにリアリティを感じました。宇佐美をはじめとする教官たちのパラハラと捉えられかねない言動も、けして、いじめているわけではなくて、生半可な気持ちでは実際の現場で命を落としかねないからこそ、とことん厳しくしなきゃいけないんだな、という納得感のある形で描いてましたし。ドラマだからといって、きれいごとに終始していなかったのが良かったと思います」

まっつ「訓練生たちのドラマは観ていて面白いし感動もしたので、観た人の満足度は高いと思います。ただ普段の僕のように、食わず嫌いして見逃している人も結構いるんじゃないかと思うともったいないですね」

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