陽気さと狂気が同居する異質なサイコパス
童磨
演じるならこの人!
~宮野真守~
童磨は陽気で軽薄な態度の中に、冷酷でサイコパス的な本性を隠す上弦の弐。あの狂気を成立させられる男は、アニメ版の声優も務めた宮野真守しかいないだろう。
アニメ『DEATH NOTE』(日本テレビ系、2006)の夜神月や『東京喰種』(TOKYO MX、2014)の月山習で、宮野は狂気とカリスマを両立させる術を心得ている。
さらに実写作品でもドラマ『半沢直樹』第二期(TBS系、2020)や、映画『パリピ孔明 THE MOVIE』(2025)などで、圧倒的な存在感を発揮。さらにNHKのトーク番組『おげんさんといっしょ』(2017)で、パペットのキャラクター「ねずみ」とアイドル「雅マモル」の2役を演じたあの異質さ。
童磨のあの不気味な笑顔、信者を扇動する甘い声、血を舐めるような残酷さ、宮野真守の声と表情であれば、確実に観客の背筋をゾクゾクさせることだろう。さらに舞台慣れした彼の身体表現なら、童磨の異様な「軽さ」も完璧に再現できるはずだ。