“新たな表現の引き出し”を見せた
本田響矢『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)
―――『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)は、主演の芳根京子さんも本田響矢さんもネットを賑わせていました。
苫「『めおと日和』は、主演の芳根京子さんがあそこまでうぶな役を嫌味なく演じていたのも凄いんですが、相手役の本田響矢さんの力も大きかったと思います」
あまの「本田さんてこれまでのキャリアを考えると大抜擢だったんではないかと思うのですが、大成功でしたよね。あの意志の強そうなお顔がすごく映えていたと思います」
苫「本田さんはコミカルな演技も見事にこなしていて、特に表情の作り方がすごくお上手ですよね。だからこそ瀧昌があれだけ視聴者から愛されたんだと思います。原作では二人とももう少し硬派な描かれ方をしているのに対して、ドラマは芳根さんと本田さんのキャラクターを活かしてかコミカルに振り切っていて、それも良かったんじゃないかと」
まっつ「最近だと、例えば志尊淳さんとか道枝駿佑さんのような、いわゆる可愛い系の男の子が結構多いと思うんですけど、本田さんの場合は、軍服も似合うし、眉毛も太くてキリっとした顔立ちと、それでいてちょこちょこ動いたりする愛嬌もあって、格好良さと可愛さを両取りした良さが瀧昌にはありました。原作の漫画と比べてみて、そっくりかと言われると微妙なところですけど、それでも二人ともベストキャストでしたよね。ここまでヒットを呼んだのは、芳根さんに加えて本田さんが引き上げたところが大きいのではないかと思います」