死者を予告?『鬼滅の刃』に隠された衝撃の裏設定・都市伝説5選。知ったらもう戻れない…見え方が一変する5つの秘密を紹介

text by 小室新一

社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』には、作中の描写や設定に隠された意外な秘密や考察が数多く存在する。公式設定資料には載っていないが、ファンの間で語り継がれ、時に“都市伝説”とまで呼ばれるエピソードも少なくない。本記事では、物語の背景からロゴデザインの意味、史実や現代技術とリンクした逸話まで、『鬼滅の刃』をより深く楽しめる5つの説を紹介する。※原作のクライマックスに触れています。未見の方はご注意ください。(文・小室新一)

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ロゴマークが示す物語の奥義とその暗号性

タイトルロゴに隠された秘密

『鬼滅の刃』
ufotable公式Instagramより

『鬼滅の刃』のタイトルロゴを思い出してほしい。

 中央の「鬼滅の刃」という文字の背後には、黒い筆致で描かれた円と、その外側を囲む赤い円がある。このデザイン、実は物語の重大なネタバレを示唆しているのでは…という噂がある。

 物語の中盤、主人公・炭治郎は鬼舞辻無惨や上弦の鬼に立ち向かう術として、竈門家に伝わる舞「ヒノカミ神楽」が有効であると気づく。実はこれは、始まりの呼吸――「日の呼吸」を後世に残すための舞だったのだ。

 炭治郎がヒノカミ神楽を繰り出すと、黒い日輪刀から赤い炎が立ち上る。その光景は、ロゴの黒い線から赤い線が迸る構図と酷似している。

 さらにヒノカミ神楽には1〜12までの型が存在するが、実はもうひとつ、隠された奥義がある。それが全ての型を連続して放つことで完成する13の型「円舞」だ。

 ロゴをよく見ると、黒と赤の円は「鬼」という文字から始まり、一周して再び「鬼」に戻る。この循環こそが、12の型をつなげて鬼を討つ13の型を暗示しているのではないか、という憶測が絶えない。

 もちろん、タイトルロゴは連載初期の数話分をもとにデザイナーと編集者が作り、最終的に作者のアイデアを加えて決定したものだ。ヒノカミ神楽の構想が当初からあったかは定かではない。しかし、最終話まで読み終えてから改めてロゴを眺めると、その奥深さに思わず唸らされるデザインであることは間違いない。

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