京都人に親しまれる花街のランドマーク
先斗町歌舞練場/上七軒歌舞練場
『国宝』のロケ地には、京都の歴史的な建物が多く利用されている。中でも印象的なのが、先斗町歌舞練場と上七軒歌舞練場だろう。
先斗町歌舞練場は、1927年に建てられた由緒ある歌舞練場(劇場兼練習場)。京都の繁華街である四条河原町に位置し、舞妓や芸妓による「鴨川をどり」が年間を通して開催されるなど、京都市民に親しまれてきた。
一方、上七軒歌舞練場は、室町時代に北野天満宮の門前町として発展した京都最古の花街、上七軒にある歌舞練場。歴史ある花街の中心に位置し、春の「北野をどり」をはじめ、数多くの催し物が開かれている。
なお、『国宝』では、劇中のロビーや外観で先斗町歌舞練場が、喜久雄の修行シーンで上七軒歌舞練場が登場している。気になった方は改めて見比べてみてほしい。