間一髪の救出劇

無限列車を駆け抜ける最強の一撃

　善逸、炭治郎、伊之助、そして炎柱の煉獄杏寿郎が乗り込んだ無限列車編。相手は下弦の壱・魘夢で、善逸が初めて対する十二鬼月である。

　魘夢は血鬼術で列車に乗る乗客全員を眠らせて、飲み込んでいた。善逸たちも例外でなく、眠らされてしまう。禰豆子の血鬼術の効果もあり、炭治郎たちは眠りから覚めて、魘夢と対峙していた。

　しかし、魘夢は列車そのものを自分の体として、乗客を飲み込もうとしてしまう。禰豆子は乗客を守ろうと戦うも、鬼の触手に手足をつかまれて身動きが取れなくなってしまった。

　禰豆子のピンチに颯爽と善逸は現れ、雷の呼吸・壱の型　霹靂一閃六連で救い出す。列車に乗り込むときはいつものヘタレを発揮していたが、駆け付けた様子はまさにヒーローのような格好良さで、「禰豆子ちゃんは俺が守る」という言葉は決まっていた。

　しかし、善逸はまだ夢から目覚めたわけではなく、いつもの夢遊病により覚醒していただけであった。そのため、かっこよく助けた後は、鼻ちょうちんを垂らしていた。なんとも善逸らしい展開である。