日常シーンで際立つピュアな一面
禰豆子の箱に通い続ける健気な善逸
善逸の人柄がわかる場面は戦いの中だけではない。那田蜘蛛山での任務で負傷した善逸、炭治郎、伊之助は蟲柱・胡蝶しのぶの屋敷で治療を受けることになる。
治療の一環で女の子たちの機能回復訓練を受けるも、カナヲには全くかなわず、逃げ出してしまう。いつものヘタレっぷりを発揮していたが、しのぶの口車に乗せられて復帰し、訓練に励むようになった。
実は、善逸は訓練の合間に禰豆子が籠っている箱のところまで行き、念入りに話かけていた。
「でもさぁ できなかったことできるようになるの嬉しいよね 炭治郎は俺をずっと励ましてくれたよ いいお兄ちゃんだねぇ禰豆子ちゃん」などと優しい口調で話す様子は愛おしさを感じる。お花を摘んできたり、時には、夜の散歩に誘う場面も。
いつもの泣き叫ぶ様子とは異なり、のんびりした話し方でその日の出来事などを語りかける様子から禰豆子への大きな愛がわかる。この時の善逸の穏やかな表情や口調から、禰豆子といることがとても幸せなのだろう。善逸の愛とやさしさがわかる素敵なシーンだ。