遊郭編でクローズアップされた稀有な優しさ
堕姫に対する善逸
遊郭編でも善逸の優しさが分かる名場面が存在する。遊郭にいる鬼を見つけ出すため、善逸、炭治郎、伊之助は女装をして遊郭内に潜入することに。
善逸は善子として京極屋に潜り込み、自慢の聴力で鬼の捜索をしていた。ある時、1人の泣いている子を見つけて駆けつける。すると、自分たちの背後に上弦の鬼がいる気配を察知する。そこには、蕨姫花魁が立っていた。
蕨姫は女の子に手をあげており、それをかばいに入った善逸は攻撃を喰らって気絶してしまう。その時の受け身から、善逸が鬼殺隊であることがばれてしまい、地下に閉じ込められてしまった。その後、伊之助に助けられて脱出し、蕨姫、改め、堕姫と対峙する。
この時の善逸はいつもの眠りモードに入っているが、いつも以上に怒っており、堕姫に対して「耳を引っ張って怪我をさせた子に謝れ」と言い放つのだった。
上弦の鬼に対して、堂々とした様子は眠っているとはいえ、迫力があり成長と女の子への愛が感じられた。