コメディ映画は、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる点が魅力だ。しかしながら近年、大人が楽しむR指定コメディ作品の人気が高まっている。今回は現地のメディアを参考に、そんな大人のための「R指定コメディー映画」の中から、今世紀に入って作られた傑作を10本厳選してご紹介。下ネタ好き必見のラインナップをお届けする。

21世紀最高のR指定コメディ10！

女優のジェニファー・ローレンスが出演している映画『No Hard Feelings(原題)』(2023)は、今年最も期待されているR指定コメディ作品の1つだ。また、映画『トップガン マーヴェリック』にて、傲慢だけど憎めない“ハングマン”を演じ注目を浴びた俳優のグレン・パウエルと、女優シドニー・スウィーニー出演のロマンス映画『Anyone But You(原題)』(2023)も大人向けのロマンティックコメディとして予告されており、注目が集まる。

R指定のコメディ映画は、破壊的とも言える少々乱暴なロマンチックコメディ作品から、奇想天外な戦争モノまで、これまで数多くの傑作が生み出されているが、21世紀に入って以降、その勢いはさらに加速している。今回は、そんな人気急上昇中の“R指定コメディ映画”から、米colliderを参考に、21世紀最高のR指定コメディー映画を紹介していこう。

少年3人組がドローンでカップルを盗撮…。
最後にはホロリとする“性春映画”

『グッド・ボーイズ』(2019)

出典：Amazon

製作国:アメリカ合衆国
監督:ジーン・スタプニツキー
脚本:ジーン・スタプニツキー、リー・アイゼンバーグ
キャスト:ジェイコブ・トレンブレイ、キース・L・ウィリアムズ、ブレイディ・ヌーン、モリー・ゴードン

【作品内容】

物語の主人公は、マックスとルーカス、ソーの仲良し3人組。小学校6年生のマックスはファースト・キスをするという変わったパーティーに招かれたが、12歳のマックスはキスの仕方を知らなかったためどうすればいいかわからず困惑。パーティーに参加する前にキスの仕方を学ぶべく、マックスは親友2人と共に父親のドローンを使用し、カップルがいちゃつく姿を盗み見ようと試みるのだが…。

【注目ポイント】

映画『ワンダー 君は太陽』(2017)や、『ライオン・キング』(2019)などに出演する、才能あふれる若手俳優、ジェイコブ・トレンブレイを筆頭に、フレッシュなキャスト陣が力を合わせて作り上げた、なんとも陽気なコメディ作品。

随所でかなりグロテスクな表現も見られるが、ユーモアたっぷりな本作はR指定ジャンルではあるものの、比較的爽やかな印象を与える作品である。さらに、物語の中心には、驚くほど感動的なメッセージが込められており、終盤にはホロリとする一幕も。

セックスへの関心が高まる年頃の“性春”を描いた必見のコメディだ。