007シリーズ史上最高の名言は…? ファンの脳裏に刻まれる素晴らしいセリフ12選。ジェームズ・ボンドの魅力を徹底解剖
text by 編集部
数々のボンド映画内で使用された印象深い台詞。お洒落で笑えるものから、深遠なものまで存在し、映画のストーリーのみならず、その台詞から生まれるボンドらしさに心を奪われるファンも少なくない。今回は現地メディアを参考にそんなジャームズ・ボンドと悪役たちが残した12の台詞をご紹介する。
007シリーズは名言の宝庫
ボンド映画は、俳優ダニエル・クレイグの新時代作品であろうと、俳優ショーン・コネリーの代表作であろうと、そのストーリーの流れに一定の法則が存在している。
登場する車やガジェット、スーツ、ボンドガールから悪役達、死を覚悟するようなスタントなどの洗練されたスタイル。登場するあらゆる事象やアイテムが、主人公ボンドを作り上げている。
しかし、ボンドらしさといえば、上記の内容以上に、彼が口にするその台詞が強い印象を残している場合が多い。
ボンド自身は、彼の自己紹介や飲み物の注文方法、卑劣と言える女性を落とす際の二枚舌、殺しを行う際の一言まで、多くの名台詞を残しているが、悪役やボンドガールも同様に名台詞を残している。
今回は米colliderに基づき、61年間25本のボンド映画を通し、このシリーズが生み出した名言12選を紹介する。
『007/ゴールドフィンガー』(1964)
「怖ろしい!まったく怖しい!」
映画『007/ゴールドフィンガー』のオープニングで、主人公ボンドが危険な任務を終え、味方と合流した際に、ホテルに戻るなと警告を受けるが、バスタブで待つ女性の魅力に惹かれたボンドは警告を無視。
中にいる殺し屋に命を狙われるが、相手を浴槽に投げ入れ、ランプで感電させ、殺し屋を退散させることに成功。ボンドは相手に軽蔑の念を抱きながら、この象徴的な一言を残して去っていく。
大変スムーズで、任務よりも酒と美女を優先させるというボンドの快楽主義者的な性格が重なり、とてもユニークな台詞となった。