『007 スカイフォール』(2012)
「最初ではないかも」
「007」シリーズに性的な雰囲気を持つシーンは多々現れる。このシーンでは、MI6部長・M(ジュデイ・デンチ)に復讐を企てる元MI6のエージェントのシルヴァが、椅子に縛られ拘束されているボンドの前に現れその場を支配する。
緊張感に満ちた状況で、シルヴァはボンドの体に触れながら「どんなことにも最初はある」と、不安と恐怖を煽るような台詞を放つ。しかしボンドは「最初ではないかも」と答える。
この瞬間にシルヴァの支配力が崩れ落ち、観客もボンドの余裕に唖然とさせられる名台詞だ。