小悪魔的な魅力でMZ世代から絶大な人気
ハン・ソヒ 한소희
【注目ポイント】
1994年生まれ。地元蔚山(ウルサン)から上京してモデルの仕事を始め、2016年にSHINeeの『Tell Me What To Do』のMVでデビュー。『100日の郎君様』(18)『アビス』(19)などに出演し、どこか儚くミステリアスな雰囲気で注目を集めるようになる。
そして、オーディションで役を掴み出演したのが『夫婦の世界』(20)。韓国では『愛の不時着』超えのヒットを記録したこの作品で、40代の既婚男性との愛にのめり込み、不倫相手の妻を挑発する金持ちの一人娘ダギョンを迫真の演技で見せ高い評価を獲得した。
親の前で不倫を暴露されたことに逆上し、ベテラン俳優キム・ヒエ演じる不倫相手の妻の後頭部を殴りつけるシーンは圧巻だ。
『夫婦の世界』のあとは話題のドラマで次々と主演。『わかっていても』(21)ではソン・ガン、『マイネーム:偽りと復讐』(同)ではアン・ボヒョンとのきわどいラブシーンで話題をさらった。
ハードなアクション演技にも挑んだ後者では、役作りのために10キロ増量して撮影に臨み、プロとしての根性も見せている。
23年はパク・ソジュンと共演した『京城クリーチャー』が待機中。1945年、日本統治下のソウルを舞台にした物語で、こちらは今年下半期にNetflixで配信予定。
過去の喫煙やタトゥーについてメディアに取り上げられても、「あの時の姿も私だし、今の姿も私」と率直に語る潔さでもファンを引き付ける。
特にMZ世代から圧倒的な支持を受け、現在Instagramのフォロワー数は1226万人(2023年6月1日現在)。強くしなやかに生きるハン・ソヒから今後も目が離せない。
【ブレイクのきっかけになった作品】
『夫婦の世界』
夫の不倫や周囲の裏切りを知った妻の壮絶な復讐劇を描く。精神科医のソヌ(キム・ヒエ)は、映画監督の夫テオ(パク・ヘジュン)、中学生の息子と誰もがうらやむような毎日を送っていた。
だがある日、ソヌは夫が有力な実業家の一人娘ダギョン(ハン・ソヒ)と不倫をしている決定的な証拠を見つけてしまう。
そして、2年にもおよぶ彼らの不倫がソヌの同僚や友人たちにとって周知の事実だったことを知り、激しく打ちのめされる。さらに、ダギョンがソヌの勤務する病院にやって来て検査をすると、妊娠の事実が発覚して……。