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気は優しくて力持ち
釜山男子を地でいくキャラでファンを虜に

アン・ボヒョン 안보현

アン・ボヒョン
アンボヒョンGetty Images

【注目ポイント】

1988年生まれ。187センチの恵まれた体格で、学生時代はボクシング選手として活躍。釜山代表として全国大会で優勝したことも。2007年からモデルの仕事を始め、2014年の『ゴールデンクロス 愛と欲望の帝国』で俳優デビュー。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』(16)の軍人役や、『彼女の私生活』(19)の柔道場館長役で存在感を放った。

2020年の『梨泰院クラス』で演じたのが、パク・ソジュン演じる主人公パク・セロイの宿敵チャン・グンウォン。

財閥2世のグンウォンは、高校のクラスメートの頭に牛乳をかけるわ、親に買ってもらった高級車に乗って登校するわ、親の威光を盾にやりたい放題。

挙句はセロイの父親をひき逃げし、親に隠ぺいしてもらうというとんでもないクズぶりを発揮する。アン・ボヒョンはそんな卑劣なグンウォンを巧みに演じて、同年のアジアアーティストアワードで2冠に輝いた。

『梨泰院クラス』で一躍時の人となった彼は、キム・ゴウンと胸キュンなラブロマンスを繰り広げたヒット作『ユミの細胞たち』シリーズなどに出演。22年の『軍検事ドーベルマン』で念願の初主演を果たした。

硬軟いずれも演じ分けられる俳優として今やドラマに映画に引っ張りだこで、Netflixで6月17日から配信される最新作『生まれ変わってもよろしく』では、転生を繰り返すヒロインの運命の相手役を演じる。

韓国ではバラエティ番組にも多数出演。得意の料理の腕前を披露しているほか、気さくな素顔を見せ、親しみやすいイメージが定着している。

今年4月から放送されている『プサンの田舎者 in シドニー』では、同郷の俳優仲間たちとオーストラリア・シドニーでワーキングホリデーを体験する企画に挑戦している。

【ブレイクのきっかけになった作品】

『梨泰院クラス』


出典:Amazon

自分の未来を奪い、父親を死に追いやった食品財閥の親子への復讐を胸に、外食業界のトップを目指して仲間たちとひた走る青年が主人公の青春サクセスストーリー。

高校3年のセロイ(パク・ソジュン)は転校初日、父親が勤務する食品財閥「長家(チャンガ)」の長男チャン・グンウォンがクラスメートをいじめているのを見て止めに入り、彼を殴ってしまう。

この出来事がきっかけでセロイは高校を退学、父親は長家を退職することに。親子2人で屋台を始め再出発しようとしていた矢先、セロイの父親がグンウォンの運転する車にひき逃げされ他界してしまう。

(文・古舘美和)

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