レオナルド・ディカプリオが不機嫌になった? 映画『タイタニック』ジェームズ・キャメロ ン監督がキャスティング秘話を公開!
映画『タイタニック』は、20世紀最大の海難事故となった豪華客船タイタニック号の悲劇を、ラヴ・ストーリーの要素を交えて描いたスペクタクル超大作だ。今回は映画『タイタニック』の製作を務めたジェームズ・キャメロン監督がGQのインタビューに答え、本作のキャスティング秘話を話したようなので、現地メディアを参考にその詳細を確認する。
周りを魅了したレオナルド・ディカプリオの魅力
映画『ターミネーター』(1984)や、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)など、人気作品を生み出し続ける巨匠ジェームズ・キャメロン監督。
今回、彼は自身が手掛けた映画作品の舞台裏についてGQに語ったようだ。その1つにはもちろん、映画『タイタニック』も含まれていた。今回は米colliderを参考に、そのインタビュー内容を確認していく。
映画『タイタニック』は、公開後に映画史上最高の興行収入を記録し、青年ジャックと上流階級の娘ローズを演じた俳優レオナルド・ディカプリオと、女優ケイト・ウィンスレットを映画界のスーパースターに押し上げた大作映画だ。
当時、彼ら2人は、この映画が後にどれほど世界に影響を及ぼす大作になるか理解していなかったことだろう。しかし、本作の製作を務めたキャメロン監督は、自分が一体どんなプロジェクトを進行しているのか、その全貌をハッキリと理解していた。
頭の中で既にイメージが出来ている『タイタニック』の実現化に向け、恋人同士の”ジャック”と”ローズ”のキャスティングは、完璧に役にハマる人物の用意が必要と考えていたようだ。
キャメロン監督は、当時の2人のキャスティングを振り返り、インタビュー中で、当初は女優ケイト・ウィンスレットをオーディションに呼ぶことを躊躇っていたことを明かした。
彼は当時、女優グウィネス・パルトローなどの他の女優にローズを演じてもらおうと考えていたが、ウィンスレットがセリフを実際に読む姿を見て、感激しローズ役に決定したと述べた。
また、俳優ディカプリオのキャスティングに関して、ディカプリオが不機嫌になったと明かした。
キャメロン監督は「レオがやってきたんだ。レオとのミーティングや、撮影審査があった当時のことを覚えている。そのミーティングはとても面白かったんだ」と話し、続けて「僕が会議室でレオを待っている時、オフィスにいる女性達が皆、会議室のミーティングに出席した。製作責任者がいるのはわかるけど、会計士までミーティングに顔を出していたんだ。なんで会計士がミーティングにいるんだ?と驚きました。しかし全員レオと会うためにミーティングに出席していたのです」
「レオは僕や周りの皆を魅了した。それで、ケイトとの相性がどうなるか見てみようと言いました。後日、彼がもう一度やって来ました。僕は撮影審査のためにカメラを用意していました。レオは撮影審査があると知らなかったのです。彼はケイトと会うためのミーティングがあると勘違いをしていました」
「それで、僕が『君がいくつかセリフを言って、僕が君のビデオを撮るから』と言いました。
そうするとレオは『セリフを読むの?』と言い、僕が『そうだよ』と答えると、レオは『読まないよ』と言ったのです。僕は彼と握手をして『来てくれてありがとう』と言った。レオは『僕が読まないと、この役を貰えないってこと?』と聞きました。僕が『もちろんそうだ』と答えると、彼はとてもネガティブで不機嫌な態度になりました。
でも、”アクション”と言った途端に、彼は”ジャック”に変貌していたのです。その姿は、まるで暗雲が立ち込めていたところに、一筋の太陽がジャックを照らすようで、 私は『よし、この男だ』と思いました」と述べた。
映画『タイタニック』は製作当時、史上最も製作費の掛かった映画作品であった。史上最高の興行収入を12年間記録し続け、チケット売上10億ドルの大台を超えた最初の作品でもある。
ここまでの成功は、キャメロン監督はもちろんだが、俳優ディカプリオと女優ウィンスレットの文句のつけようのない相性が生み出したと言えるだろう。
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