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トムの顔立ちが整っているばっかりに…
他人気アクション大作との差別化に失敗

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016)

上映時間:118分
原題:Jack Reacher: Never Go Back
製作国:アメリカ
監督:エドワード・ズウィック
原作:リー・チャイルド
脚本:リチャード・ウェンク、エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコビッツ
キャスト:トム・クルーズ、コビー・スマルダーズ

【作品内容】

『アウトロー』に続き、リー・チャイルド原作の小説『ジャック・リーチャー』シリーズをトム・クルーズ主演で実写化した第2弾。

ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、アメリカ軍の腐敗を暴くなかで、協力体制にあったスーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)と連絡が取れなくなる。そして、過去に関係があったと主張する女性から、15歳になるサマンサという娘がいると聞かされるが…。

【注目ポイント】

トム・クルーズ
トムクルーズGetty Images

トム・クルーズ入魂の企画と謳われた『アウトロー』。原作も多く書かれているので長期シリーズ化を見据えていたと思われるが、興行成績も評価も予想以下の結果に終わってしまった。

原因のひとつは、トムさんの育ちが良すぎて“アウトロー”に見えないこと。原作版のジャック・リーチャーは、身長2メートルで100キロ以上の巨漢で粗暴な男という設定なので、小柄で爽やかなトムとはイメージが違いすぎるのだ。

そこで続編となる本作では、あえて爽やか路線に振り切ったようで、女性と娘を連れての逃避行といういつものトム映画に。さらに物語は軍のスパイ容疑を巡って、誰が敵か味方かわからないという展開になるので、結果的にちょっと泥臭い『ミッション・インポッシブル』になってしまい、ファンも原作者も激怒。

トムが演じるジャック・リーチャーシリーズは本作にて終焉となった。

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