Netflixで観られる最高の韓国ドラマは…? ツウがおすすめする傑作韓流ドラマ5選。一度観たらクセになる珠玉のセレクト
韓国ドラマ定番のラブロマンスコメディから、アラフィフの女性を描いた物語、韓国の徴兵制度に関わる軍隊のことまで、間違いなく本当に面白い作品をセレクト。今回はNetflixで配信されている作品の中から、イッキ見したい最高の韓国ドラマ5本を紹介する。(文・古舘美和)
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華やかなインフルエンサーたちが住む世界
その光と闇をあぶりだす衝撃のサスペンス
『セレブリティ』
【作品内容】
31歳のソ・アリは、高校卒業まではお嬢様として暮らしていたものの、父親の会社が倒産し、現在は化粧品の訪問販売をしている。ある日、人気インフルエンサーとなっていた高校時代の友人オ・ミネと再会。
それまで全く興味を持っていなかったInstagramを始め、ミネが所属するセレブグループ「佳賓(カビン)会」の会員たちと知り合ったことで世間の注目を集め始める。だが、フォロワー数をどんどん増やしていくアリに対し、ミネは憎悪の感情をむき出しにして、あの手この手でアリを貶めようと画策する。
【注目ポイント】
ドラマは、ソ・アリがライブ配信を始めるところから始まる。「アリは死んだはずでは?」「やっと消せたと思ったのに」と慌てふためく佳賓会の会員たち。そんな彼女たちをあざ笑うかのように、アリは視聴者のコメントに回答していく。一体、彼女たちの間で何があったのか?
また、配信の中でアリが殺人犯と名指しした@_bbbfamous はフォロー申請してきたアカウントで、セレブの世界にやたら詳しい情報通。アリは時として@_bbbfamous にアドバイスを求めるようになっていたのだが、@_bbbfamous とは一体何者か。最後に明かされるその正体に驚がくする。
インフルエンサーたちが発信する情報は一見、美しく華やかだが、物語が進むにつれ、その裏にうごめく人間の欲望や嫉妬の醜さが赤裸々に描かれる。匿名であるがゆえに、悪質なコメントが横行するSNSの世界の怖さも改めて思い知らされる。
彗星のごとく現れたセレブ、ソ・アリに扮したのは、2016年にデビューし、『サイコだけど大丈夫』(20)や『ダリとカムジャタン』(21)などの作品で知られるパク・ギュヨン。本作の大ヒットで一躍ブレイクし、『イカゲーム』や『Sweet Home-俺と世界の絶望-』の続編のほか、チャウヌ(ASTRO)と共演の『ワンダフルデイズ』など話題作が控える。今後の活躍にも注目だ。