正義感と腕っぷしがめっぽう強い弁護士と
人気俳優が繰り広げるラブコメディ
『その恋、断固お断りします』
【作品内容】
弁護士のミランはある日偶然、人気俳優ナム・ガンホが共演女優をこき下ろす姿を目撃。世間に浸透している彼の善良なイメージとの落差に驚き、嫌悪感を抱く。
ほどなくしてミランは数多くの芸能人を顧客に持つ法律事務所に初の女性弁護士として採用されるが、ガンホはその事務所のVIP顧客の一人だった。彼の本性を暴き、ぎゃふんと言わせようと担当に名乗りを上げたミランは、ひょんなことからガンホにアクション指導をすることに。
その後、2人はスキャンダル対策のために偽装恋愛をすることになってしまい…。
【注目ポイント】
亭主関白な父親のせいで苦労する母親を見て育ち、人一倍独立心が強いミラン。恋愛経験は豊富だが、男性のタイプに関するデータ収集のためで結婚願望はない。ガンホには「ボディガードにもなれます」と豪語したほどフィジカルに自信があり、屈強な男相手のケンカでも負け知らずだ。
一方のガンホは“キス職人”との呼び名を持つものの、女性と接触すると発作が起きてしまうため、ラブシーンの撮影では薬が手放せないという秘密を抱えていた。
少しクセが強めのミランとガンホを演じている2人の俳優が魅力的だ。恋愛ドラマは18年ぶりというキム・オクビンはテコンドー2段、合気道3段、ボクシングとムエタイの心得もあり、ミラン顔負けの抜群の運動神経の持ち主で、力強くキレのあるアクション演技がとにかくかっこいい。
ガンホを演じるユ・テオはドイツ出身。ニューヨークなどで演技を学び、A24制作の最新主演映画『Past Lives』(原題)も話題の遅咲きのスター。女性に対して過度の警戒心を抱き、接するのが苦手なガンホのぎこちなさをうまく表現している。
ガンホの所属事務所の社長ド・ウォンジュン(キム・ジフン)や、ガンホが女性不信に陥る原因を作った元カノで女優のオ・セナ(イ・ジュビン)、ミランが離婚訴訟を担当した女優スジン(キム・ソンリョン)ら2 人を取り巻く面々もクセが強めでドラマに面白みを加えている。