7.「弟と思ってた。愛してた!(You Were My Brother, Anakin! I Loved You!)」
オビ=ワン・ケノービ『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)の若き日の姿を描く「スター・ウォーズ」新3部作/プリクエル・トリロジーの末尾を飾る『シスの復讐』。同シリーズ最大の見どころと言えば、ユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービとアナキンの出会い、深まる師弟関係、そして確執からの決裂という一連の流れだろう。
選ばれし者であるアナキン。オビワンは、フォースのダークサイドから力を引き出した彼がシスに加わるのを阻止する。そのため彼はアナキンを打ちのめすことを余儀なくされるのだが、このセリフはまさにその悲痛なシーンで発せられる。
お互いのことを兄弟のように接していたこの2人の師弟愛は本物であった。しかし残念なことに、アナキンは母の死やパドメへの愛が引き金となりダークサイドへ堕ちる。アナキンは師であったオビワンと戦闘し、両足を切られ、溶岩で燃え上がり身体中を焼かれることに。
その後、アナキンは、銀河帝国を創設したシスの暗黒卿であるダース・シディアスに拾われ、シスの暗黒卿・ダース・ベイダーとしての人生を歩むこととなったのだ。