世界中で進化し続けるKAIJUたち
日本の”KAIJU”に対する敬意は、留まるところを知らない。
2013年公開のSF映画『パシフィック・リム』では、太平洋の底から次々とやってくるなぞの生命体に、「KAIJU」という名前がつけられている。加えて、エンドロールでは「“モンスター・マスター” レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」というテロップが表示され、ゴジラの生みの親である本多への敬意が表されている。
また、2004年には、ゴジラ生誕50周年を記念し、ハリウッドを代表する著名人たちの名が刻まれた「ハリウッド名声の歩道」に、日本人が生み出したキャラクターでははじめてゴジラの名が刻まれた。”KAIJU”は、ついに映画界のスターの座にまで上り詰めたのだ。
そして、ゴジラ以降も、日本では新たな”KAIJU”たちが生まれ続けている。
最もメジャーなところでは「ポケモン」が挙げられるだろう。1996年にゲーム内のキャラクターとして産声をあげたこのキャラクターたちは、瞬く間に全世界を席巻。2019年にはハリウッドでフランチャイズをベースにしたミステリー映画『名探偵ピカチュウ』が製作されている。
日本の文化が生み出した”KAIJU”たち。その進化をこれからも見届けていきたいところだ。
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