『007は二度死ぬ』(1967)
「トヨタ 2000GT」5,000万円〜1億円以上
日本を舞台に撮影が行われた『007は二度死ぬ』では、「トヨタ 2000GT」が登場。日本のファンの心を躍らせた。
「トヨタ 2000GT」は、「ポルシェ 911」に対抗する日本初のパフォーマンスカーであり、発表当時のスピードトライアルでは3つの世界記録と13の国際記録を樹立。希少性、スペックともに世界で最も価値のある日本車のひとつとみなされている。
最新の『007』シリーズでボンド役を演じるダニエル・クレイグが「一番好きなボンドカー」とまで言っているこの車だが、身長188㎝のショーン・コネリーにはこの車は少し小さすぎたようで、撮影では、なんと屋根を切り落とし、「ルーフトップ」にしたうえで撮影が行われている。
なお、「トヨタ 2000GT」は、1967年から1970年までの3年間でわずか337台しか製造されておらず、当時の販売価格は238万円(現在の価格で2,000万円)。2014年に開催された国外のオークションでは、なんと日本車史上最高の記録となる115万5,000ドル(約1億7,298万円)もの価格で落札されている。