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歴代ジェームズ・ボンドを徹底比較&格付け。『007』で主役を演じた俳優ランキング。ファンからもっとも愛される主人公は?

text by 編集部

『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドは、記念すべき第一作『007 ドクター・ノオ』(1962)でデビューして以来、60年以上の長きにわたってハリウッドの俳優陣の憧れの的になってきた。今回は米Colliderを参考に、これまでジェームズ・ボンドを演じてきた歴代ボンドを徹底比較しご紹介する。

第6位 ジョージ・レーゼンビー

『女王陛下の007』(1969)より【Getty Images】
女王陛下の0071969よりGetty Images

出演作品:『女王陛下の007』(1969)

6位は、シリーズ6作目『女王陛下の007』(1969)に出演している二代目ボンド、ジョージ・レーゼンビーだ。

歴代ボンドで唯一ヨーロッパ系の俳優であるレーゼンビーは、1作しか出演していないことに加え、最終的にボンドガールのトレーシー(テレサ・デ・ヴィンセンゾ)とゴールインしてしまうことから、歴代ボンドの中でも評判は悪く、ボンドランキングでは最下位になることが多い。

しかし、よく考えてほしい。1962年以来、およそ7年にわたって、ボンド役を演じ続けてきたショーン・コネリーの後継というのは相当な大役だったはずだ。しかも、彼は、ボンドというキャラクターを自家薬籠中のものにし、その上、ロマンチックなキャラクターに昇華している。

また、新婚旅行中にボンドガールが射殺されるという衝撃的なラストで幕を下ろす本作は、『007』ファンの間でかなり高い評価を得ている作品でもある。シリーズ内で最も悲劇的なボンド。痛切に満ちたレーゼンビーの演技は、まるで熟成するワインのように、時間とともに味わい深いものに仕上がっているはずだ。

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