日本芸能界に欠かせないイケメン俳優たち。ステージで歌って踊るアイドルも輝いているが、スクリーンの中で真剣に芝居をする俳優もまた違った魅力を放っている。そこで今回は、これから日本映画界を牽引していくであろう20代イケメン俳優を5人セレクトして、それぞれオススメの1本を厳選して紹介する。（文・野原まりこ）

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圧倒的な顔面偏差値を誇る国宝級イケメン俳優

高橋文哉

【注目ポイント】

『男子高生ミスターコン 2017』で、1万人の候補者の中から見事グランプリに輝いたZ世代を代表するイケメン・高橋文哉。

オダギリジョーや菅田将暉をはじめ、人気俳優を多く輩出する仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーゼロワン』で主演を務めたことから、本格的に俳優としての道を歩み始める。

まだまだキャリアは浅いものの、すでに代表作とも言える作品を持ち、他の追随を許さない恐ろしいほどの才能を発揮している高橋文哉。その人気と影響力は凄まじいの一言。

講談社の女性向けファッション誌『ViVi』による人気企画「国宝級イケメン2023年上半期　NOWランキング」では、アーティストやアイドルが名を連ねる中、俳優として唯一ランクイン。

話題作にも次々と出演し、ドラマ『フェルマーの料理』で志尊淳と共に主演を務め、着実に俳優としての実力も上げている。

まさに今一番勢いのある若手俳優と言える。

高橋文哉の演技を堪能するためのお勧めの一本

『交換ウソ日記』(2023)

櫻いいよによるケータイ小説を原作とした本作。

ある日、桜田ひより演じる高校生の黒田希美は、突然、高橋文哉演じる学校1のモテ男子・瀬戸山潤からラブレターをもらう。それから2人のやりとりが始まるが、実はその手紙は、希美の親友である松本江里乃宛てだったことが判明。

希美は、自分が瀬戸山の望む相手ではないことを知りながらも、ウソをついたまま交換日記のやり取りを続ける…というストーリー。

若手俳優の登竜門とも言えるアオゾラ系恋愛映画で堂々と主演を務めた高橋。ヒロインの女の子に嫉妬してしまい、苦しい思いをしたファンも少なくないのではないか。逆に言うと、本作における高橋の演技はファンをヤキモキさせるほど魅力的。

困った時の下がり眉も、交換日記を見つけた時のワクワクした表情も、ヒロインを見つめる笑顔も、現代屈指の顔面国宝のポテンシャルが120%発揮されており、本作以上に彼の演技を堪能できる作品は、現段階でこれ以外にはない。

今後、さらに演技力に磨きがかかり、役の幅も増えてくることは間違いないだろう。名俳優としての道を歩みはじめる前に、初々しい芝居をチェックしてみてほしい。