30年ぶりに帰ってきた新作は全てがK点越え
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ライリー・キーオ、ゾーイ・クラヴィッツ、アビー・リー、コートニー・イートン、ネイサン・ジョーンズ
【作品内容】
前作から30年ぶりに製作された第4弾。シリーズすべてを監督しているジョージ・ミラーが監督・脚本を務め、衰えぬパワーで激烈なカーアクション&バイオレンスを描き切った。
核戦争後の荒廃した「ウェイストランド」を彷徨うマックスは、シタデルという砦に拉致される。シタデルではイモータン・ジョーが君臨し、5人の妻を監禁していたが、ジョーの部下であるフュリオサは秘密裏に妻たちを逃がす計画を進めていた。
【注目ポイント】
『マッドマックス』シリーズは、時系列に沿った続きものではあるが、1作ごとに個性的な世界観と雰囲気を持っている。
ハードな描写で暴走族との死闘を描いた『1』。ポスト・アポカリプスの世界を具現化し、ヒーローとしてのマックスを神格化させた『2』。そして、バイオレンスを超えてファンタジーまで到達した『3』と、それぞれが傑作級だ。
そして、30年ぶりの新作『怒りのデス・ロード』は、製作されただけでも奇跡的なのだが、さらにぶっ飛んだビジュアルと世界観に強烈なキャラ設定、パワフルで疾走感あふれる描写と、すべての要素がK点超えの記録更新。
当時からのファンだけでなく、新世代の観客にも『マッドマックス』を刻み込むという偉業を成し遂げた。