ドイツ生まれの帰国子女
高い歌唱力を持つ親しみやすい才女
生田絵梨花
【プロフィール】
乃木坂1期生
生年月日:1997年1月22日
在籍期間:10年4ヶ月
選抜回数:27回
代表作:『Dr.コトー診療所』
【注目ポイント】
元乃木坂46の1期生。ドイツ生まれの帰国子女、ピアノのコンクールにて全国大会出場、ミュージカルで主役に抜擢されるほどの歌唱力といった高い能力を持つ。このように間違いなく才色兼備な女性だが、意外にいじられキャラなところも魅力だ。お高くとまるどころか、バラエティ番組では惜しみなくネタを提供する、親しみやすい才女である。
生田絵梨花といえばとにかく歌で、なんと現役アイドル時代に『第四十四回菊田一夫演劇賞』を受賞している。現役アイドルでありながら舞台出演のオファーがひっきりなしだった点から伺える実力も、アイドル業と舞台女優業を両立させていた努力も、どちらも目を見張るものがある。
現在はグループを卒業しているが、2023年は夢だったというディズニー映画『ウィッシュ』の主人公の日本語吹替にも抜擢され、ますます活躍中だ。
そんな生田絵梨花の映像での代表作は2022年12月16日に公開された映画『Dr.コトー診療所』の西野那美役だ。2003年~2006年に渡って放送され、最高視聴率20%越えの名作医療ドラマの完結編であり、16年経ってなおドラマ放映時と同じキャストが集結というこだわりの映画である。映画も公開から1ヶ月で興行収入20億円を突破した。
西野那美は島出身の若手看護師役なのだが、新キャストとして続投キャストに混ざっても違和感がなく、作品の世界観に溶け込んだ自然な演技がとても良かった。
彼女はどちらかといえばミュージカルが主戦場の女優のため、貴重な映像作品の演技として一見の価値ありである。今後、舞台やミュージカルだけでなく、映像でもぜひ彼女が主演の作品を見てみたい。