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ビオランテが強すぎる…。
ビオランテと人間の総攻撃を受けたゴジラが可哀想

『ゴジラVSビオランテ』(1989)

監督:大森一樹(本編)、川北紘一(特撮)
脚本:大森一樹
出演:三田村邦彦、田中好子、高嶋政伸、小高恵美、峰岸徹、沢口靖子

【作品内容】

監督の大森一樹【Getty Images】
監督の大森一樹Getty Images

1984年のゴジラによる新宿大破壊から5年。世界では、対抗バクテリアを生成するゴジラ細胞(G細胞)の争奪戦が起こっていた。そんな中、遺伝子工学の権威・白神博士は、亡くなった娘の細胞を生かすため、バラの種子に娘の細胞とG細胞を組み込んだところ、巨大怪獣ビオランテが誕生。三原山で目覚めたゴジラとの戦いが始まった。

【注目ポイント】

『ゴジラVSビオランテ』は、1984年公開の『ゴジラ』の続編であり、平成ゴジラシリーズの幕開けとなる作品。2014年に生誕60周年を記念して行われた「ゴジラ総選挙」の決戦投票では、初代ゴジラを破って堂々1位に輝くなど、ゴジラシリーズを代表する人気作品として知られている。

そんな本作に登場するゴジラは、正直弱いとは言い難い。しかし、人間による対核エネルギーバクテリアの注入と人為的な落雷による体温の上昇により、相当弱っている。

そして本作と言えば、やはりビオランテの存在を忘れてはならない。バラのような外見と蔓を使った攻撃から一見弱そうに見えるビオランテだが、ゴジラに撃退されるたびに何度も変態と復活を遂げ、ゴジラをじわじわと追い詰めていく。

なお、本作のゴジラが発射した放射熱線は40回であり、ゴジラシリーズでは最多となるが、それでもビオランテを倒すことはできなかった。この事実からもビオランテがいかに強いかが伺い知れるだろう。

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