劇中屈指の陰キャだが死亡シーンが物議をかもした
シュン(山下智久)→鈴木福
万引きや池袋西口の象徴である「イケフクロウ」を盗むなどという行為を行う、不良たちとは一線を画すヤバい専門学生。現代で言うところの、陰キャ。そんな彼を友達として普通に接するマコトに、心酔するシュン。この関係性も非常にこの物語のグッとくるポイントである。
しかし、シュンはG-Boysの敵対チームであるBlack Angelsの所業により、まさかの死亡するという顛末(これには、リアタイ試聴当時、ショッキングすぎた)。そこから、両チームによる抗争の激化が始まるわけだが…。
本家では、陰キャ役とは言え、NEWSの一員であり、俳優としても頭角を表わし始めた山下智久が絶妙な存在感を放った。(1998年のドラマ『GTO』にて、いじめられっ子役を演じた小栗旬も、その後の役柄のイメージチェンジを考えると、近しい系譜だと筆者は考える)
さて、シュンの妄想版に満を持して登場するのは、鈴木福である。子役時代からすっかり大人になり、現在、テレビ番組のコメンテーターもこなしているとは言え、まだまだあどけなさが残る福くんには、ぴったりなのではないだろうか。
本家では、マコトもシュンもイケメン俳優が担当していたことに対し、まあまあイケメンというか、かわいいイメージの鈴木福の方が、キャラクターにマッチしている上、とても今っぽいのではなかろうか?
しかし、「鈴木福くん、死んじゃったの!?」と、大クレームが殺到することは間違いないので、その責任は制作陣がしっかり取っていただきたい。