劇中屈指のナイスガイでありムードメーカー
マサ(佐藤隆太)→中川大志
マコトの相棒であり、ちょっと天然でムードメーカー的な存在。
佐藤隆太は持前の満面の笑顔を武器に、この役を自身のものに落とし込んだ。彼の役者としてのパブリックイメージが決まった作品でもあり、その笑顔キャラは後の『THE3名様』や『ROOKIES』においても、顕著である。
そんな笑顔キャラの妄想版には、少しイメージが違うと思われる方もいるだろうが、中川大志を推奨したい。昨今では『スクロール』(2023)など、どちらかというとシリアスな役柄が多い中川ではあるが、そんなストーリーの中で見せるふとした笑顔が、非常に愛らしいのだ。
本家・マサは、身近にいたらすぐに向こうから仲良くなってきそうなタイプ。しかし、妄想版・マサは一見クールだが、実は笑い上戸でマコトと一緒にいるのが楽しくてしょうがないといったキャラクター像は、いかがだろうか?
まあ、筆者の余計な妄想キャラ設定はともかく、中川大志であれば、マサのいいヤツ全開な人間性を存分に引き出してくれそうではないか?