2.あの伝説的ミュージシャンがカメオ出演?
本作には、あのエルヴィス・プレスリーが出演しているという説がまことしやかに囁かれている。
問題のシーンは、キャサリン・オハラ演じるケビンの母ケイトが、ケビンを家に置いてきてしまったことに気付き、自宅に戻ろうと空港の職員を問い詰めている場面だ。このシーンでは、ケイトの背後に、長いひげを蓄えたジャケットの男性が並んでいるのが分かる。
ファンの間では、この男性の目元がエルヴィスによく似ていることや、進まない列に苛立ち、頭を左に傾ける仕草がコンサート時のエルヴィスの仕草に似ていること、そしてコロンバス監督がエルヴィスの熱狂的ファンを主人公にした『ハートブレイク・ホテル』(1988)を監督していることなどから、この人物がエルヴィス本人なのではないかと噂になっている。
なお、この噂はキャストやスタッフにも知れ渡っており、2018年にアメリカのテレビ番組『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』でマコーレーが本作の陰謀論について聞かれた際、「いくつか聞いたことがあるよ。エルヴィスについてもね」と笑いながら話している。しかし、彼は噂の真偽については言及しておらず、真相はいまだ謎に包まれている。