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家族で見たいファンタジーコメディ

『ミュータントタートルズ ミュータントパニック』(2023)

かもめんたる・う大
写真Wakaco

ーーー最後は、少し毛並みの違う、ファンタジー作品が。

「最近、2人の子供たちを連れて、3人で映画館で見たんですけど、単純に面白かったんですよ。ちょっと手書きのような手触りの作画だったり、色々とオシャレな画風だったりで、まあ、脚本もとても面白くて。

あと、 子供を連れて見に行っているということで、終演後にタートルズのグッズを買ってあげたり。そういった親になってみて、『親子で映画を観に行く』という楽しみを実感した映画でもあります。新しい体験でしたね」

ーーー印象に残っているシーンはありますか?

「子どもたちもどこまで理解しているかわからいないですけど、スプリンターっていう、ネズミのお父さんの役みたいなキャラクタ-が死ぬと思わなかった、それで死んだ方が負けかよ…。という感想を『あ、わかる、わかる!』と、話せたのはよかったです」

ーーー因みに、う大さんが子どものころに、親と初めて観に行った映画は?

「『グレムリン』(1984)ですね。怖かったです。模型かなんか?の脳みそがぶちまけられるシーンが特に。途中、目をつぶったりしながら見ていたら、目開けたらいきなり脳みそよって(笑)。

『タートルズ」は、作品ごとに色々と設定が変わっていまよね。今回は、敵対するハエのキャラクターがいるんですが、タートルズたちと親戚みたいな感じで、ちょっと繋がっているんですよ。

あと、これまでは男性のキャラクターだったのが、女性キャラになっていたり。その辺のアップデートは、すごく感じましたね。ストーリー的にも、タートルズたちが、人間といかに分かり合えるかというところで葛藤している姿も良いし。

タートルズという、コンテンツを復活させようという制作陣の気概をものすごく感じた作品でした。

この企画、誰が最初に企画書出して、誰がゴーサイン出したのか? そもそも、版権はどこにあるのか?など、会議の席の場面まで想像してしまうほどに(笑)」

amazonprime

(取材・文/ZAKKY)

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