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【穴】乃木坂時代は不動のセンター。卒業後は女優に転身

齋藤飛鳥

莉子役の齋藤飛鳥Getty Images

元「乃木坂46」の1期生の齋藤飛鳥を、勝つ確率はあまり高くないが可能性がありそうな【穴】に挙げさせてもらう。

そもそも乃木坂46自体が、キラキラ華やかなカリスマ性にあふれたメンバーの宝庫なので、誰を選ぶべきか非常に迷った。その中で齋藤飛鳥を選んだのは、ビジュアル面はもちろん、アイドルという存在に対する独特の考え方が決め手となった。

ビジュアルに関して。目力があるところが星野アイに似ている。乃木坂46は容姿抜群のメンバーばかりだが、ただ可愛いだけではなく、つい思わず目を引かれてしまう吸引力とカリスマ性を併せ持つという点で、齋藤飛鳥の右に出る者はいないだろう。

次にアイドルの捉え方だが、彼女は以前にドキュメンタリー番組にて「ファンに『カワイイ』ことはしない」、「根っからのアイドルじゃないので、私は」と発言している。

ともすれば、「アイドルがそんなことを言うのか」と批判を受けかねない言葉だが、対象物から一歩引いて客観的に己を見つめるスタンスは、彼女ならではの魅力である。

この点、自分の価値観を表に出す/出さないの違いはあるものの、決して模範的とはいえない妊娠のタブーを犯しながらも、自分なりのアイドル像を確立している星野アイに通じるものがある。内面の独特さが星野アイに一番近いのが齋藤飛鳥だと思う。

最後に余談だが、『【推しの子】』の作中にて「だって私の子だよ? きっと小顔で美人に決まってる!」という星野アイのセリフがある。周知のように齋藤飛鳥は、同じアイドルと横に並んだ時、相手を公開処刑してしまう程、圧倒的な小顔の持ち主だ。このセリフが似つかわしいのは、彼女を差し置いて他にいない。

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