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闇の魔法使いに放たれた恐るべき予言

映画『ハリー・ポッターの賢者の石』
映画ハリーポッターの賢者の石Getty Images

ハリーがこの世に生を受ける前、ホグワーツ魔法魔術学校の校長アルバス・ダンブルドアは、ホグワーツ近郊のホグズミード村のパブ兼宿屋ホッグズ・ヘッドで、後に占い学教授となるシビル・トレローニーの面接を行った。

ダンブルドアは当初、彼女の才能を認めなかったが、彼女の口から闇の帝王を倒すための以下の予言を語られたことから風向きが変わる。

「七月の末、闇の帝王に三度抗った両親から生まれる子どもは、闇の帝王にはない力を持つ。闇の帝王自らがその子を比肩し示す。一方が生きる限り、他方は生きられぬ」

ヴォルデモートの側近の死喰い人(デス・イーター)だった魔法薬学教授のセブルス・スネイプは、この予言の一部を盗み聞きし、早速ヴォルデモートに伝える。

そしてヴォルデモートは、ハリーが将来的に自身を滅ぼす脅威になりうると察知し、ハリーを探し出し、赤ん坊のうちに芽を摘んでおこうと試みたのだ。

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