稀代のヒットメーカー
スティーヴン・スピルバーグ
「私たちの目標は、ビジュアル・アート、つまり人生を祝福する芸術を通して、平和、友情、理解を世界に味わってもらうことです。(Our one goal is to give the world a taste of peace,friendship and understanding through the visual arts, the art of celebration of life.)
スティーブン・スピルバーグ監督の映画『E.T.』(1982)や映画『A.I.』(2001)は、彼のキャリアの大半を決定づけた印象深い作品となった。
スピルバーグは大人から子供といった幅広い視聴者が楽しめる映画や、観る者を飽きさせないエッジの効く映画作品を製作することで有名な映画界の巨匠である。
この名言はスピルバーグの壮大な映画作品そのものを見事に捉えている。彼の作品の登場キャラクターが作る感傷的で深遠な“繋がり”の正体を探求することで、人生の素晴らしさを発見できることを表現している。
映画というのは作品自体が人々を一つの場所に集め、輪を作る集会のようなものである。彼の映画の周りに集まるファンの量を見れば、映画が生むポジティブな力を強く感じさせてくれる。