5「闇の魔術は多種多様、千変万化、流動的にして永遠なるものだ」
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)
スネイプは『ハリー・ポッター』シリーズ途中までは魔法薬学の教授であった。しかし、魔法薬の先生でありスリザリン寮の寮監であるホラス・スラグホーンが戻ってくる。スラグホーンの帰還により、スネイプはついに夢にまで見ていた『闇の魔術に対する防衛術』の教授の座を手に入れる。
闇の魔術師から身を守ること。それは呪文の知識と同様に重要だ。スネイプがクラス内で放ったこのセリフは、彼が長年心に秘めていたもの。闇の魔術を”永遠なるもの”と呼ぶスネイプ。そこから彼の闇の魔術に対する多大な敬意と恐れが伝わってくる。