8「永遠に」
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)
この一言で、スネイプへの全ての疑惑の答えを知ることができる。
シリーズの大半において、二重スパイである彼の存在は疑わしいものであった。しかし映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』にてスネイプが自分の守護霊は、リリーと同じの雌鹿であることを明かした時、彼を包み込んでいた謎が解ける。
Warner Bros. Wizarding Worldによれば、パトローナス(守護霊)は「幸せや希望の記憶」から生まれる存在であるとのこと。リリーの死後10年以上経っても、スネイプにとってリリーは最も大切な存在であり続けていたのだ。
ダンブルドアはスネイプの守護霊がリリーと同じ雌鹿であることを知り「これほどの年月が、経ってもか?」と尋ねる。スネイプはそれに対して「永遠に」と答えるのだ。ここから彼はリリーへの愛ゆえに、息子のハリーの身を守っていたことがわかる。このシーンは謎多き人物であるスネイプの本心が顕となる名シーンとなった。