9「何なりと」
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)
学校長のダンブルドアは、闇の帝王であるヴォルデモートに対抗できる力を持つ唯一の魔法使いである。ヴォルデモートがリリーの息子であるハリーを殺害しようとしていることを知ったスネイプ。彼はそんな強い力を持つダンブルドアに”ポッター家”をヴォルデモートかくまうよう懇願する。
ダンブルドアはスネイプに対し「お返しは何か」と尋ねる。スネイプはそれに対し「何なりと」と答えるのだ。
スネイプを虐めていたジェームズ・ポッター。そんなスネイプの最も嫌っていた存在であるジェームズと結婚したリリー。しかしスネイプは変わらずリリーを愛し続け、彼女の家族を危険から守るためなら何でもすると誓うのだ。このシーンはスネイプのリリーへと愛の深さが伝わる『ハリー・ポッター』シリーズ最大のスネイプの英雄的瞬間となった。