ハリーが”世界最強の魔法の杖”ニワトコの杖を破壊した理由
ダンブルドアの死後、悪の勢力に奪取されたニワトコの杖。その力は、ヴォルデモートが八方手を尽くして手に入れるほど絶大で、最終的にはヴォルデモートの死の遠因になっている。
そんな ニワトコの杖は、映画終盤でハリーの手に渡り、彼の勝利にも一役買っている。しかし、ハリーは、ヴォルデモートとの戦いに勝利を収めた後、なんと杖を真っ二つに折って橋の上から捨ててしまう。
作品を観れば分かるように、主人公のハリーは、闇の魔法使いとしての才能にも恵まれているものの、強い正義感と勇気を持った善良な魔法使いだ。そんな彼が、なぜ自らニワトコの杖を破壊したのか。
その答えは、魔法界の平和を維持するためだろう。彼がニワトコの杖を所有している限り、次なる闇の勢力が杖を狙いかねないからだ。つまり、彼は、魔法界の未来のために、ニワトコの杖の危険な力を手放すことを決めたのだ。
なお、この展開は映画オリジナルで、原作ではヴォルデモートとの戦いの後杖はダンブルドアの墓に戻されている。そのためこの改変は、ファンの間で長年物議を醸している。