いくらなんでも取り乱しすぎ…!
ハリーが魔法試合の選手に選ばれた時のダンブルドアの反応
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)
シリーズ4作目の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、3つの危険な課題をこなすことで各校を競わせる魔法試合「三大魔法学校対抗試合」が描かれる。この試合では、「炎のゴブレット」と呼ばれる魔法道具が、17歳以上の生徒から代表選手を選ぶのだが、なぜか14歳のハリーが代表として選出される。
ハリーの名前が発表された際、映画版では、校長のダンブルドアがハリーの肩をつかみ、慌てた様子で真相を問いただそうとする。一方、小説版のダンブルドアは、いたって冷静にハリーが自ら立候補したかどうかを尋ねる。
ダンブルドアは、ハリーが絶大な信頼を置く数少ない人物の一人だ。そのため、小説版のように、冷静にハリーに尋ねるリアクションの方が、ハリーを温かく見守るという彼のキャラクターに適しているように思える。
ただ、映画版のように、名前を言われた際に取り乱すダンブルドアも、人間らしいリアリティがあり、小説版とは違った良さがあるのは確かだ。